旅人電燈


ぼくは古い電燈 砂漠の真ん中でひとり

空に穴が空いて 灯りが漏れる夜


凍えた砂の上 墓標の立ち並ぶ場所で

息を吸い込んだ 肺いっぱい吸い込んだ


「誰か 誰か 僕を 探して おくれ

寂しい 夜を ひとつ 切り取って おくれ

遠く 遠く 地の果て まで 届く ように ぼくは

照らして いるから いつでも」


ぼくは古い電燈 埃に塗れてはひとり

枯れた井戸の縁に 見知らぬ首飾り


いつのまにかここは 都市から砂漠へと変わり

あんなに賑わった 遠い過去も幻


「誰か 誰か 僕を 見つけて おくれ

青い 青い 海へ 連れてって おくれ

甘い 匂いを 振り払い 続ける ため ぼくは

灯って いるから いつでも」


見つめてるよ ぼくは今も

闇の中生きる電燈だ

誰も ぼくを 知らなくとも

まだ見ぬあなたのために光る


見つめてるよ ぼくは今も

地球の上で光る星だ

誰も ぼくを 知らなくとも

まだ見ぬあなたのために光る


あなたに会いたいな


作詞:米津玄師

作曲:米津玄師

編曲:米津玄師

歌:米津玄師


収録


アンビリーバーズ(2)


引用、モチーフ


宮沢賢治-春と修羅



米津玄師について


米津玄師は1991年3月10日に徳島県に生まれた。2009年にボカロP「ハチ」として「お姫様は電子音で眠る」とういう曲にてデビュー。その後2012年に本名である「米津玄師」と名前を変えて「ゴーゴー幽霊船」を始めにしメジャーデビューを果たした。多彩な才能があり、音楽に留まらず自身のCDのジャケットのイラストを描いたりMVでは踊りを踊ったりなど才能を発揮し続けている。


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